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SM S1構築記事 最高2153最終2131 泡沫のハッサムコントロール 最終39位

S1お疲れ様でした。7世代環境初のレーティングということで新要素、新ポケモン等今までとはまた変わった環境になりましたが早くもS1が終了しました。

そのS1のレーティングで最高2153,最終2131の成績を残した構築の紹介をさせていただきます。
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左が最高レートで、右が最終レート。
又最終日のみカプ・テテフとギャラドスの部分をガブリアスとテッカグヤに変更した。
紹介は最終日に使用したものをメインに紹介していく。

シースルーは中学高校の青春そのもの。

【構築の経緯】事前情報の段階でアシレーヌが個人的に好みでこいつと上を目指そうと思いそこから構築を組んだ。が、しばらく全く勝てない時期が続き、そんな時に動画や生放送で上位環境を調査してたらハッサムが強いと思い採用。フェローチェとドサイドンが崩しの面で優秀だと思ったので採用し、残り二体は補完枠となる。

【構築のコンセプト】メガハッサムが大体の攻撃を一撃は耐えれる耐久があるので、先発ハッサムからの蜻蛉返りで展開し、有利対面を作り、高火力を押し付けていく。ORAS環境で一時期流行したボルトランドコントロールから着想。

【個別解説】
以下、採用順から。

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シレーヌ@拘り眼鏡 控えめ 激流
実数値 185(236)-x-96(12)-190(212)-137(4)-86(44)
技構成 泡沫のアリア/ムーンフォース/エナジーボール/ハイドロカノン
構築の皆勤賞。
種族値を見た時からこいつは脳筋眼鏡で採用するしかないと感じた。ギャラドスがいたらほぼ選出確定でテッカグヤ入りにも良く出したから選出率は高め。地味に破ったパルシェンを止めれる。sはアシレーヌの中では遅い方だと思うが、H振りギルガルドを泡沫のアリアで確定二発、特化メガハッサムの2↑バレパンや、陽気メガギャラドスの2↑地震を高乱数で耐えるために、これ以上Sに避けなかった。最大限ポリゴン2は抜けるだけはSに割いてる。タイプ一致メインウエポン二つとエナジーボールは主にカプ・レヒレ意識、ハイドロカノンはアシレーヌの最高指数。
眼鏡ハイドロカノン>Zハイドロカノン>わだつみのシンフォニアの順番で火力が出る。
たまに撃つ場面もあったしあって困らない技だった。アクジェやサイキネも候補に上がった。
使用感
水フェアリーの優秀なタイプを持つポケモンが弱い訳がなかった。歴代御三家トップのCから放たれる眼鏡高火力のごり押しは素晴らしく、また水の一貫のあるパーティーも多く徐々に環境に増えたのも頷ける。耐久も最低限あり、猫のないガルーラに勝てる等期待以上の活躍をしてくれた。あと激流とのシナジーがすごかった。
シレーヌは♀以外考えられない。

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メガハッサム@ハッサムナイト 意地っ張り テクニシャン→テクニシャン
実数値 177(252)-192(196)-120-x-107(52)-85
技構成 バレットパンチ/蜻蛉返り/瓦割り/羽休め
この構築の心臓。(最終日に至っては)唯一のメガ枠。動画か放送で3ウエポン+羽休めのメガハッサムが面白そうだと思い採用。その人はアイアンヘッドを採用していたが、当時壁展開が多かったので、そこに対する対策として瓦割りを採用。その他にもジバコイルメガルカリオに刺せたり非常に重宝した。ルカリオをまともに受けれるポケモンがパーティーにいないので、対面で処理出来るのは大きかった、早いジバコイルはお手上げ。
メガルカリオを瓦割り+バレパンで落とせるラインのAを確保し、残りをDに。これだけ振れば、控えめカプ・テテフのめざ炎は確定で耐えれるので、蜻蛉返りでこっちの展開が出来た。
役割は起点阻止&起点作り&展開要因。他に強力なアタッカーがいる以上こいつをエースにする必要はなく、基本先発で出して試合をコントロールする。エースじゃないのでゲンガーに鬼火を喰らっても痛くなく、フェローチェの圏内に入れるためバレパンで殴りまくり、テッカグヤが来そうなら蜻蛉返りで有利対面を作った。ポリゴン2はめざ炎を持ってるものとして立ち回っていた。
炎のパルシェンストッパー。しかしまさかの努力値を500しか振らずにS1を戦うという大失態。
使用感
とにかく便利で、小回りが効くポケモンでこの構築に必要不可欠で、かなりの試合で選出した。基本的にはクッションとしての役割だが、元々備わった高いアタッカー性能から、終盤のバレパンでの掃除もこなせ役割は多岐に渡った。ミミッキュやパルシェンに強い所が良く、環境に炎技を切ったガルーラが多いのでガルーラにも強かった。後はカプ・ブルルやメタグロスにも安定して受け出せるので、ブルル入りサイクルやグロス軸の勝率は良かった。パルシェンが相手の後ろに見える時だけHp管理に注意した。ギルガルドに何も出来ない所だけが唯一のネック。

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フェローチェ@気合いの襷 控えめ ビーストブースト
実数値 146-x-57-207(252)-58(4)-203(252)
技構成 虫のさざめき/冷凍ビーム/めざめるパワー(炎)/蝶の舞
この構築の文句無しのMVPで、舞った時の制圧力、抜き性能は現環境でも最上位。ガルーラ、パルシェン、ミミッキュ、ギルガルド辺りがいなければ止まらなかった。準速でも初速からゲンガーとカプ・コケコを抜けるのが非常に優秀。元々全抜きしにくるポリゴンZを逆起点にしてこちらが全抜きするために採用した。舞ってしまえばスカーフカプ・コケコやすいすいキングドラも抜けるので起点に出来る。気合い玉がほしい場面もあったが、命中不安もつきまとうのと、カプ・テテフを起点にして突破するさざめきを採用。これを採用してることにより対オニゴーリは無敗。めざめるパワーは地面と悩んだが、テッカグヤ、ギルガルドへの共通打点として炎の方が優秀だと思い炎で採用。
使用感
本当に強かった。こっちの負け濃厚な試合でもこいつが舞うことで残りHp1からの全抜きも少なくなかった。ハッサムや他のポケモンでこいつのビーストブースト圏内に入れる動きが雑に強い。削れたカプ・コケコやカプ・テテフに出すとビーストブーストを警戒して裏のゲンガーやテッカグヤに引いてくるので、どや顔で蝶の舞を選択して全抜きしてた。被弾際の追加効果に常に怯えてた。S2以降はクレセドランや炎打点を考えるとめざぱは地面がいいと考えている。トップメタのSラインが上がった以上このSラインと高火力を持つポケモンは貴重な存在であると言える。HDハッサムは犯罪。

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ドサイドン@岩Z 意地っ張り ハードロック
実数値 193(20)-211(252)-152(12)-x-76(4)-88(212)
技構成 ロックブラスト/地震/岩石砲/剣の舞
構築のZ技枠。Z岩石砲の火力がすさまじく、剣舞すれば特化テッカグヤ、ポリゴン2、無振りガブリアス等あらゆるポケモンが確定一発。主にテッカグヤやポリゴン2等耐久ポケモンを潰したり、ガルーラやミミッキュ等とも撃ち合う。他にもボーマンダ受けの役割も担う。圧倒的な火力で全てをねじ伏せる。ある程度抜きたい相手を抜くSラインを確保しつつ、気持ちちょっとだけ耐久に割いている。
使用感
ガチ強ポケモンその2。火力指数は現環境トップグラスで、岩地面の範囲を受けれるポケモンが少ない。ただこいつは環境が終盤に差し掛かるにつれ、この型のドサイドンが増えたことから読まれることも多かった。更にテッカグヤは役割対象にも関わらず、身代わりを貼るテッカグヤ、遅かったり早かったりするテッカグヤ、Bに厚いテッカグヤにギガドレインを撃つテッカグヤ等相手が何をしてくるかわからなかったので安定しなかった。マンムーのせいでカプ・コケコが草結びか標準搭載になったのは本当に恨んでいる。それでも崩し、突破性能はすごく高かったので強いポケモンであることには変わりはない。

以下二体は最終日のみ使用

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ガブリアス@拘りスカーフ 意地っ張り 鮫肌
実数値 183-200-115-80-106-154
技構成 地震/逆鱗/炎の牙/毒々
主人公。初めてのスカガブ。前述した通りドサイドンではカプ・コケコの処理が安定しなかったのと、催眠デンジュモクが憎すぎて満を持して最終日に投入。持ち物はS1↑デンジュモクやカプ・テテフ、メガルカリオメガゲンガーメガメタグロス等を上から殴れる拘りスカーフ。技構成はタイプ一致メインウエポンとハッサム等に通る炎の牙。ラスト一枠は何でも良かったがポリゴン2等に入れてサイクルを有利にする毒々。実際にはナマコブシに一度撃ったのみ。
使用感
スカガブを使うのは初めてだったがそのシンプルな強さ、使いやすさに流石は主人公だと感じ、使用率一位も納得。今期はスカガブの使用感がわかっただけでも収穫のあるシーズンだし、今後も積極的に採用していきたい。

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テッカグヤ@拘り鉢巻き 意地っ張り ビーストブースト
実数値 173(4)-168(252)-121-x-121-113(252)
技構成 ヘビーボンバー/地震/ニトロチャージ/大爆発
余りにもギャラドスを選出しなかったので最終日にマリエ庭園で暴れてるこいつを捕獲し飛行枠として採用。環境で猛威を奮ってる宿り木型ではなく、有利対面で一貫する技を撃って負荷をかける鉢巻きでの採用。ヘビーボンバーでカプ・コケコが確定一発、特化カプ・レヒレやHDポリゴン2が確定二発。H振りアシレーヌが高乱数一発だが、Sに割いて耐久に甘えてるアシレーヌも多かったので基本は倒せた。ジバコイルギルガルドに撃つ地震ハッサムやテッカグヤへの削りのニトロチャージ、大爆発は後続圏内に入れたりメガギャラドスガブリアスが確定一発と最低限の火力は持ち合わせている。アシレーヌジバコイルギルガルドを上から殴るための準速での採用。
使用感
選出率は高くはなかったが、刺さる相手にはとことん刺さり、こいつが技を撃ってるだけで試合が終わることもあった。主にカプ・レヒレやボーマンダ入りに出すことが多かった。カプ・レヒレは対面で瞑想や挑発から入ることが多く、ギルガルドも剣の舞を撃ってくることが多かったので、無償で突破することもしばしば。まさかの拘り3種構築。

この構築は最終日のみの使用で、開始レートが1917、最終レートが2131、最終順位39位となった。

以下は最終日まで使い続けてた二体の紹介を簡潔に。

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メガギャラドス@ギャラドスナイト 陽気AS 威嚇→型破り
技構成 滝登り/ストーンエッジ/地震/竜の舞
個人的に評価が高いメガ進化ポケモン。でも弱かった。ハッサムに信頼を置いてたので30戦に1度選出があるかないかぐらい。技構成はこの3つのウエポンが好きだから採用している。バルジーナギャラドスを見てる相手にはこのギャラドスで気持ち良くなれる。それだけの存在。

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カプ・テテフ@拘りスカーフ 控えめCS サイコメイカー
サイコキネシス/ムーンフォース/10万ボルト/シャドーボール
無難に強かったが構築で重いギルガルドをわんさか読んだので、レート差マッチで負けまくった。このポケモンを使う時は、鋼に強いポケモンか、このポケモンに役割破壊出来る技を仕込む必要があると思った。

この構築での最高レート 2153

【基本選出】
ハッサム+アシレーヌorドサイドン+フェローチェが多め。ギャラドスがいたらアシレーヌ、ミミッキュやボーマンダがいたらドサイドンを選出した。ギルガルド入りにはフェローチェの選出は控えることが多かった。カプ・レヒレ入りやマンダ軸にはテッカグヤ+ドサイドン+アシレーヌが刺さった。とにかく如何にフェローチェを通すかを主に考えた。勝率が良かったのは対オニゴーリは無敗、受けループ、メタグロスルカリオ軸も良く勝てた。
一番重かったのはギルガルドで、受け方がわからなかった。次点でエンニュートやウィンディ、速いジバコイル等。
あとテッカグヤが本当に強すぎた。それがS1の総括。

最終日に二体ポケモンを変更したのは、選出が少なかったのもだが、単体性能の高いポケモンを採用した方がいいと思ったからだが、実際その通りだった。S1は単体性能の高いポケモンはとりあえず出したらなんとかしてくれるとわかっただけでも収穫だった。この反省は次にいかそうと思う。

一度2153までいきその後ノータイムで1890まで転落。そこから再び2150までいったものの1860までいき、最終日は1917スタートの最終2131だった。
最初200戦以上潜っても1700すらいけず本当に苦しかったが、動画や生放送を見まくって勉強し、最終的にはなんとか形に持ってくることが出来た。
何度もレートを溶かしたがその度に這い上がれたので構築の力はあると思う。何より自分で全部考えた構築なので使ってて楽しかった。
ただ1ROMで潜る恐ろしさを経験したので、S2ではサブロムを購入して二足のわらじで潜ろうと思う。

あと感じたことと言えば、現環境で構築を組む際はメガ枠+Z枠+カプ系+鋼枠+地面無効枠+電気無効枠+襷枠、この要素はほぼ必要不可欠だと思った。

最高レートも最終レートも個人として目標としてた数字に届かず、自分の実力不足を痛感したので、この悔しさをバネにS2では必ずリベンジを果たしたい。

最後まで読んでくれた皆様、対戦してくれた皆様、本当にありがとうございました!
S2でもよろしくお願いします。


何か質問があればコメントかTwitterアカウント@k_butter_pokeまでよろしくお願いします。