S8 使用構築 最高2188 最終20×× 死なばもろとも
S8お疲れ様でした。
今期は前期何人かに刺激をもらったこともあり本気で2200を目指して取り組んでみましたが結果的には届きませんでした。
自身にとって久しぶりの2100over、7世代最高レートを更新することが出来たので久しぶりに構築記事を書きたいと思います。
[構築の経緯]
環境のトレンドを追っているとメガボーマンダのSは落としてあることが多いと感じ、控えめCSゲンガーの性能に興味を持ちそこからスタート。性格を控えめにすることによるデメリットがゲッコウガ、アーゴヨン、カプ・コケコ、メガゲンガーになるのでクッションにHDポリゴン2を添え、あとは構築に求めている要素を満たすポケモンを足していった。
[構築のコンセプト]
ゲンガー@2。ゲンガーで2体以上の突破を狙っていく上で必要なクッション、削りを選出段階で考え、ゲンガーをフィニッシャー及び抜きエースとして運用していく。
また前期結果を残したカバマンダガルド○○の構築を必要以上に意識しすぎず、どの構築とも五分五分以上に戦えるような構築作りを目指していった。
[個別解説]
以下、採用順から。
メガゲンガー@メガストーン 控えめ 呪われボディ→影踏み
実数値 135-×-101(4)-244(252)-115-182(252)
技構成 シャドーボール/ヘドロ爆弾/めざめるパワー(氷)/気合い玉
本構築の始発点で唯一のメガ枠であり絶対的エース。記憶にある限りS8で出さなかった試合は2試合のみでランドロスを上回る選出率No.1。臆病の時に感じた火力不足を性格に補正をかけることで、微妙な乱数のポケモンを確定で持っていけたり、有利乱数で持っていくことを実現可能とさせた。あとは単純にこのポケモンより遅い相手に対しては控えめの方が突破性能、タイマン性能は上がるので、自分が気付かない所でも見えない勝利に貢献してくれていたと思う。メガメタグロスへの有利性からグロス軸の勝率は特に高かった。
環境のトレンド的に初手のカプ・テテフは眼鏡か超Zであることが多く(たまに襷もいる)、初手の対面時にヘドロ爆弾を撃つことがレートを上げるのに繋がると見越したので、この対面ではヘドロ爆弾を撃つプレイングを一貫させた。(最低限相手にキノガッサがいれば襷はない、カミツルギがいればスカーフはなさそう等の読みと、万が一ゲンガーが落とされてもリカバリーが利くような選出はした)試運転の段階から突っ張ってくるカプ・テテフが死んでいくことがほとんどで、その時点でほぼ勝利が確定することもよくあったので、あながち間違ったプレイングではなかったと個人的には思っている。
他の控えめの恩恵として、相手の少し削れたゲッコウガが本来のS関係上水手裏剣を撃ってくることが多く、そのまま倒させてくれることもしばしばあった。
技構成はタイプ一致技2つと、ランドロス、グライオン、ボーマンダへの遂行技として氷技に火力と命中率に甘えないめざめるパワーを採用し、カビゴンやバンギラスを見ることが出来る気合い玉を最後の技に選んだ。USMではアーゴヨンの登場により、受けループの追い討ち枠はバンギラスであることが多いので、対受けループへの勝利にも貢献してくれた。
一番信頼してるメガ枠で、影踏みによるサイクルカットで2体以上突破してくれる場面も多く、勝利に大きく貢献してくれた第一のMVP。圧巻のc244。控えめcsなんて考慮されてないからこその強さもあったと思う。ぶっ壊れメガ。
☆臆病csと控えめcsの火力比較
技 シャドーボール
vsメガメタグロス(霊Zミミッキュや一致地震、舞地震意識の調整)h167 d131
臆病cs ダメージ 152~182 乱数一発(56,3%)
控えめcs ダメージ 168~200 確定一発
技 ヘドロ爆弾
vsカプ・レヒレ h175 d150
臆病cs ダメージ 152~180 乱数一発(12,5%)
控えめcs ダメージ 168~198 乱数一発(68,8%)
技 ヘドロ爆弾
vsカプ・テテフ(眼鏡hbベース)h175 d136(4振りのみ)
臆病cs ダメージ 168~198 乱数一発(68,8%)
控えめcs ダメージ 186~218 確定一発
その他耐久振りメガリザードンYや耐久振りウルガモスが控えめの場合ステロ+ヘドロ爆弾で確定一発等
ポリゴン2@進化の輝石 生意気 ダウンロード
実数値 191(244)-100-121(84)-125-151(180)-72
技構成 空元気/冷凍ビーム/イカサマ/自己再生
もう一体の軸でゲンガーを出す時の引き先としての採用。
多くの特殊ポケモンを安定して受けることが出来る数値の化身。
ランドロスを選出しにくい時には相手の地面技に無理矢理受け出し出来たりと誤魔化し性能が高く、腐る試合がほとんどなかった。
空元気は恩返しの方がよかった場面が圧倒的に多かったが、鬼火ウルガモスもいうポケモンを切れずに渋々空元気を採用していたが、そんなポケモンは環境に存在しなかったどころか、火力の足りなさで耐久ウルガモスに負けてしまうことすらあった。
このポケモンが強すぎたのでここまでレートを上げることが出来たと感じ、ゲームプラン通りにいってる時の勝ちの芽がゲンガーなら、このポケモンはゲームプランが崩れた時に、苦しい試合を何度となく救ってくれた真のMVP。残飯ギルガルドに弱い以外は文句のつけようのない強さだった。
実数値 191(212)-166(4)-154(236)-×-101-118(52)
いつもの。ゲンガーを採使用する上で採用しない理由がないと個人的に思っているので採用した。技構成も持ち物もいつもと同じで、ゲンガーのめざ氷を環境に多い耐久振りのメガボーマンダがステロ無しだと低乱数でしか突破出来ないので、このポケモンに触れさせることで突破することもあった。
ゲンガーをcsアタッカーとして採用しているのでステルスロックも必要不可欠であった。ポリゴン2がいることでゲッコウガ入りの相手にも気軽に初手に出しやすくなったのが、今までの構築に比べていいと思った。
いつも通りの安定感。
カプ・コケコ@拘り眼鏡 臆病 エレキメイカー
実数値 145-x106(4)-147(252)-95-200(252)
技構成 ボルトチェンジ/10万ボルト/マジカルシャイン/蜻蛉返り
ここまでで対策できてないキノガッサの申し訳程度の対策、嫌いなテッカグヤや、ポリクチミミガッサに弱くないポケモンとして眼鏡カプ・コケコを採用した。
このポケモンを使う上で、先発で出すよりも後発で上からガンガン高火力技を撃ちまくるフィニッシャー的な使い方が一番好きなので、このポケモンを使うなら眼鏡で運用することが多い。
その理由から10万ボルトとマジカルシャイン以外はほとんど撃たないと思ったのでサイクルを回せるボルトチェンジと蜻蛉返りを採用した。
環境トップの一般ポケモンでありながら手軽にキノガッサ対策を出来るのがこのポケモンの一番の強さだと思っている。
スイクン@突撃チョッキ 控えめ プレッシャー
実数値 207(252)-x-135-156(252)-136(4)-105
技構成 熱湯/冷凍ビーム/ミラーコート/めざめるパワー(炎)
水枠。ゲンガーやゲッコウガ、カプ・テテフ、ハッサムに弱くない点を評価し採用した。
マンダナット、ナットドラン等を咎めるめざ炎を持たせることで、ゲンガーと合わせこれらの構築には高い勝率を誇った。選出段階でこちらにナットレイは刺さってるのでよく出てきてくれた。
ミラーコートはカプ・テテフピンポイント。簡単に起点になるので闇雲に撃てる技ではなくなったなと感じる。
やはり6世代と比べて思考停止で選出できるほど強くなく、まずミミッキュがいたら出したくない、Z技のお陰で電気タイプがいても出すのを渋る等かなり使用感に制限がかかってしまったなと感じる。
勝てる相手には無類のタイマン性能を誇るので、選出したら最低限の仕事はしてくれた。
実数値 151(164)-143(156)-122(172)-126(4)-118(12)
技構成 じゃれつく/影撃ち/挑発/剣の舞
構築で少し重いアーゴヨンの牽制、フェローチェが死ぬほど重たい等の理由で最後に入ってきたABミミッキュ。
前期の上位記事をザッと見て、大体のABミミッキュのS実数値が117であったので、それより実数値が1高いS118での採用をした。(ますたーさんと同じ調整)
ゲンガーと合わせて少しはオニゴーリの選出抑制を出来たかもしれない。
本当にこのポケモンを使うのが苦手なので30試合に1回選出するかどうか。最終日もかなり潜ったが一度しか選出しなかったのでここの改善案がなかったのが一番の反省点であり、強いポケモンを使いこなせない自分の弱さであると感じた。
[基本選出]
ゲンガー+ポリゴン2+ランドロスが一番多かった。
カプ・コケコも多く選出したが、スイクン、ミミッキュはあまり選出しなかった。
[重いポケモン]
カプ・コケコ とにかく面倒なポケモンなので迅速に処理できないとしんどい。
モロバレル ゲンガーで処理するしかないので他で削れたら辛い。
スカーフカミツルギ ゲンガー1メガでポリゴン2もよく選出するので、はたき落とすの一貫があるのが辛く、最終日によく見かけたポケモンなので、ミミッキュはこのポケモンに強いポケモンに変更するべきだった。
ウツロイド こちらも何故か最終日にウツロカグヤによく当たったが苦手意識があった。
雨パ 当たったら泣く。
フェローチェ 当たったら泣く。
最高レート 2188
最終レート 20××
2188までいった時に当たった1900台のお相手が、初手にカプ・テテフを出してきて、こちらは今期は一貫させてた初手のゲンガーカプ・テテフ対面は居座るプレイングをしたらカプ・テテフがスカーフを持っていてゲンガーが出落ちし、めざ氷メガバシャーモでランドロスとポリ2が死にあっけなく負けてしまいました。今期300戦以上潜って初手にスカーフ持ちのカプ・テテフを出されたのは初めてで、初手にスカーフテテフが出てくることは絶対にありえないと思っていたので、この辺も自分の認識の甘さ、またゲンガーカプ・テテフ対面で突っ張るという本構築における一番の不安定要素がマイナス要因として出てしまいました。
このタイミングでこの相手を引いてしまったのは正直本当に辛かったというのが本音であり、久し振りに2200に乗せるチャンスがあったのに逃してしまったのは悔しい気持ちでいっぱいです。
あとはゲンガーを控えめにして火力の高さを感じる時も勿論あったが、同時にグライオンやボーマンダを微妙に落とせない火力不足も感じたのでなかなか難しかったです。
ですがメガ枠であるゲンガーをほとんど全試合に出すので使っていて非常に楽しく、また2200チャレンジの手前までいけたのは悔しかったけど嬉しかったです。
7世代最高レートも更新できたので、またいい構築が浮かんだら次こそは2200を目指して頑張りたいです。
対戦してくれた皆様、応援してくれた皆様、ありがとうございました。
来期はガッツリ潜るかわかりませんが潜るなら今期の反省を存分に活かして今期以上の結果を残せるように頑張りたいと思います。
special thanks
ゲンガーと前期にスイクンのレベリングをしていただいたととろさん@aaa_pokeさん
いつも個体の提供やらレベリングやらしてもらってこのレートまでいけたのも子の人のお陰だと思うのでこの場を借りて改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。(2200乗せてspecial thanksしたかった…)
いつもお言葉に甘えさせてもらい本当にありがとうございます!!
ここまで読んでいただいた皆様ありがとうございました!!